2011年12月31日土曜日

2011年にできたこと。


大晦日です。
2011年ももうすぐ終わりです。
私は、真面目な性格なので、この1年を振り返ると、「あれができなかった」「あのとき、こうすればよかったのかも」と、つい反省してしまいます。

が、せっかく1年を締めくくる日なので、ここはひとつ、明るく前向きに、今年、虹有社ができたことだけを、気分よく振り返りたいと思います。

今年できたこと。
制作期間2年半、何度も発売時期を遅らせて、ようやく20115月に出版。
見本を手にしたとき、手が震えて、ちょっと涙ぐんでしまいました。
また、出版記念報告会を65日に行い、全国各地から造り手さんにお集まりいただき、飲食店関係者、酒販店関係者、一般の日本ワインファンの方と、一緒に出版を祝えたことも、とてもすてきな体験でした。

この本を出したことで、いろいろな経験ができ、それは現在も進行中です。
例えば、書店営業やFAX営業、SNSでのPRpublic relations)、著者の取材対応、直販イベントへの参加などなど…。
もちろんこれまでも行ってきたことですが、本の反響が多かったこともあり、どうすればより効果的なのかを考え、他版元の営業の人に話を聞きながら、試行錯誤で進めました。(もちろん反省も多いのですが、そこはおいといて)著者と出会えて、この本を出して、世界が開けた感じがしています。

ほかにも2011年には、下記の本を増刷、新刊で出しました。
『連珠必勝法』  第11刷 


もうひとつ、大きな出来事は、会社の移転と倉庫会社への業務委託です。
これまで取次への納品、返本の受取も自社で行ってきましたが、上述の『日本ワインガイド』のように動きのある本を、自社で納品する際のタイムラグの問題や、発送管理の手間を考えると、出版専門の倉庫会社に業務委託をすべきと判断し、9月からお願いしました。
これにともない、倉庫も兼ねていた事務所を、文京区小石川から文京区千石へと移転し、編集・営業の拠点としています。
業務委託してから3カ月程度ですが、取次への納品・返本改装の手間、データ管理および取次への請求の利便性を考えると、費用対効果も十分だと今のところ思っています。

あと、なんだろう…。

ブログを始めたのも20115月、今年「できたこと」です。「まいにち虹有社」というタイトルなのに、511回、63回、72回、82回、92回、103回、111回、121回という更新ぶり。(でも、反省はしないのです)タイトルを「まいつき虹有社」に変えてしまうか…。

Twitterの連載【4時ごろのコウキチ】を始めたの今年「できたこと」です。仕事に忙しい時間に、ちょっとでもなごんでもらえれば幸いです。

えっと、それから、なんだろう…。できたこと…。

そうだ! 来年の出版予定の新企画、数本動いてます。
本好きな方、ワイン好きな方、ワンコ好きな方、旅好きな方に楽しんでもらえるような本を、2012年も出版します。
来年も、虹有社をよろしくお願いします。
優しく、そっと見守ってください。
(S)

2011年11月10日木曜日

犬のヒゲ

今日は、虹有社で鹿取みゆきさんのTV取材が行われました。
そこで、人を見るとよろこびが爆発して飛びついて、甘がみしまくる接待過剰な社犬コウキチは、ちょっと事務所を離れてシャンプーに行くことになりました。
はじめての都内でのシャンプーデビュー。なんと動物病院でトリミングしてくれるとのこと。まずはしっかり身体検査を行ってカルテを作って、それからシャンプーです。
そして、「おヒゲのカットはどうしますか?」とはじめて聞かれました。見たら、つめ切り、肛門線しぼり、肛門周りのバリカン、足裏バリカン、足先カット、ヒゲカットがシャンプーに含まれてるそうです。
おぉ、ヒゲってヒゲって、犬のヒゲって切って大丈夫なんですか?
真っ直ぐ歩けるんですかーーー!?
「ネコちゃんと違って、ワンちゃんの場合は、ヒゲが無くても大丈夫です。口の周りがまるくなってきれいになります」
と言われたので、試してみました。
仕上がりを見たら……

ヒゲがない(分かります…?)。


 ヒゲがない…













見ちゃいやん…。














どんな風に生えてくるのか、今後が楽しみです(K)

2011年10月21日金曜日

特別セミナー「匂いと味わいへの科学的アプローチ」

ワインスクール「アカデミー・デュ・ヴァン」(東京・青山)で、「日本ワインガイド 純国産ワイナリーと造り手たち」著者の鹿取みゆきさんのセミナーが行われました。このセミナーは5回予定されていて、10月14日の第1回の講師は鹿取みゆきさん、11月13日の第2回からは鹿取さんがナビゲーターとなって、味覚や嗅覚の研究をしている先生方や、調香師の方とともに、匂いと味わいに関する、最先端の話題について講義される予定です。
第1回の鹿取さんの講演テーマは「匂いと味わいの世界への誘い〜昨今の嗅覚、味覚事情」でした。ソムリエと醸造家のテイスティングコメントの違いや、ボルドー大学やブルゴーニュ大学、カリフォルニア大デイヴィス校でのテイスティングの授業法、代表的な匂い物質についての説明、メルシャンで行われている研究など、ワインジャーナリストとして活躍する鹿取さんならではの多岐にわたる内容で、今後の講演も大いに期待されます。
第2回(11月13日)のゲスト講師は、東京大学大学院教授の東原和成先生。テーマは「科学のメスはどこまで「におい」の神秘にせまれるか?」詳細は、こちらのホームページへ。講座はどなたでもお申し込みいただけます。(K)

2011年10月12日水曜日

日本ワインの季節です!

上から、『料理通信』『dancyu』『食楽』
今年は『dancyu』『食楽』『料理通信』と、グルメ雑誌各誌で日本ワインの特集が組まれています。『dancyu』は日本ワインの代表的なブドウ品種を軸にした「世界に通用する日本のワイン」を3号連続特集、『食楽』は「日本ワインを巡る旅。」と題した70ページにもおよぶ大特集で、北海道から宮崎県まで各地のワインを網羅。『料理通信』は「日本ワインのヴィンテージ」と、各誌さまざまな切り口。
いずれの特集にも『日本ワインガイド 』の著者、鹿取みゆきさんが登場しています。
少し個人的な話で恐縮なのですが、ワタクシ編集Kが鹿取さんに初めてお会いしたのは2004年。日本ワインのムック本の編集の現場でした。その頃、日本ワインがこれほど注目されるなんて、ほとんど誰も考えていなかったのではないかと思います。
でも、鹿取さんは違いました。その後も造り手さんへの取材をひたすら重ね、専門誌に執筆を続け、一般誌や雑誌にも幅広く寄稿。さまざまな分野の専門家を講師に招いて造り手のかた向けの勉強会を開くなど、仕事の枠を越えて日本ワインとその造り手の方々を見守り続けてこられました。
「とにかくしつこい、とにかくしつこく、取材をする人」
「日本で一番、産地に足を運んでいるワインジャーナリスト」
「さまざまな知識やデータを、惜しむことなく、それを求める人に提供する人」
とは、造り手の方が語る、鹿取さんの人物像の一部です。

秋は日本ワインの季節です。
“日本で一番産地に足を運び、しつこく取材し、その知識を惜しむことなく提供する”と造り手が太鼓判を押すワインジャーナリスト、鹿取さんおすすめのワインで、ぜひ乾杯しましょう♪
(K)

2011年10月4日火曜日

『東日本大震災ボランティア活動報告書』。

ひさしぶりの新刊です(委託はありません)。


亜細亜大学経営学部の学生が、大学やRQ市民災害救援センターの協力を得ながら、自分たちの力でボランティアバスツアーを企画し、東日本大震災からの復興のために、宮城県にボランティアに行きました。
この本は、学生たちが感じたことを素直な言葉で綴った活動報告書です。

「被災地のためになにかしたい」という思い(節電も募金もした)を持ちつつも、いつの間にか東京で、日常の暮らしを取り戻していく学生たち。さらに、ボランティアしたいけど、自分にできることはあるのか、役に立てるのか、という思い(不安)もありました。

そんなとき、経営学部の学生が中心になり、ボラバスツアーが企画されました。募集を始めると、予想以上の学生が集まり、総勢約90名で、2泊3日のボランティアに行きました。
3つの地区に分かれた学生たちは、瓦礫の撤去、写真のクリーニングなど、さまざまなボランティア活動を通し、現地の人々とふれあいます。

「被災者に会ったら、なんて声を掛けたらいいのか」という不安を抱えていた学生も多くいました。なかには、自分はアフロヘアだから、被災した方に不快な思いをさせたらどうしようと悩む学生もいました。
ですが、ボランティア活動を通して被災者と言葉を交わした学生たちは、ぐっと前向きな気持ちになります。「若い私たちだからできることがある」、「またボランティアに行こう」と、レポートに書いています。

各学生のレポートは、行く前、活動内容、行ったあとの感想が3つの見出しでまとめられています。
学生たちの「生の声」を読んでみてください。
よろしくお願いします。

なお、同じ内容の電子書籍版を10月中旬頃、リリースします。


虹有社は、この本の制作、出版をボランティア活動と考えており、必要経費を除いた売り上げの全額を災害復興支援のために寄付します。
(S)

2011年9月20日火曜日

移転します。

このたび弊社では、出版専門倉庫会社に、本の納品・返品受取の業務を委託することにしました。これに伴い、倉庫を兼ねていた現在の事務所から移転します。


引越は、9月22日(木)を予定しています。当日は、電話、FAXともにつながらない時間がございます。ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承ください。
なお、9月26日(月)からは、通常業務となります。


新しい住所、電話番号、FAX番号は下記のとおりです。
9月26日(月)以降は、下記にご連絡いただけるようお願い申し上げます。
〒112-0011
東京都文京区千石4-24-2-603
TEL 03-3944-0230
FAX 03-3944-0231

2011年9月4日日曜日

日本経済新聞『日本ワイン人気熟す 100%国産ブドウ、味わい多彩に』

日本経済新聞9月3日夕刊1面に、100%国産ブドウの日本ワインについて記事が掲載されました。

100%日本産ブドウでつくったワインが人気を集めている。おいしく、手ごろな価格のワインが増えてきたためだ。原料のブドウの質が良くなり、小規模ながら高い品質を追求するワイナリーの開設も相次いでいる。店頭での選択肢がより多彩になっている。(記事より抜粋)

記事中で『日本ワインガイド 純国産ワイナリーと造り手たち』著者の鹿取みゆきさんがコメントしています。

大手に続き、「意欲的な小規模ワイナリーが多彩な味を生み出し、人気を後押ししている」と話すのは「日本ワインガイド」の著者、鹿取みゆきさん。鹿取さんによると国内で稼働中のワイナリーは約150あるが、この10年間で小規模ワイナリーが約3割増え、今年も少なくとも6つのワイナリーができる予定。(記事より抜粋)

「さらに日本ワインを飲んでくれる人が増えるとうれしい!」と鹿取さん(twitterより)。記事はこちらです。

(余談ですが、会社犬黒柴コウキチ(役職:営業部長)を擁する弊社としては、日経新聞電子版のPRを務める「新人広報犬デンシバ」が気になります……。)(K)