2014年11月24日月曜日

「ゲームマーケット2014秋」に行ってきました!


 11月16日に東京ビッグサイトで開催された、“国内最大規模のアナログゲームイベント”「ゲームマーケット2014秋」に行ってきました!

 こちらの「ゲームマーケット」、公式サイトの説明では「即売会や体験会などが楽しめる卓上ゲームユーザーの交流と新興を目的とした国内最大規模の卓上ゲームイベント」とありまして、当日、参加者の方に伺った説明によると「コミックマーケットの卓上ゲーム版のようなイベント」とのことでした。
連珠のブースではたくさんの人が
対局を楽しんでいました。
プロ・アマ問わず340以上の出展があり、たくさんの創作・新作ゲームが集まる中、我々が目指したのは、伝統ゲームのコーナーに出展していた「連珠」ブース。

 地図を頼りに伺うと、特設スペースに、どーんと連珠のコーナーが作られており、そこには世界レーティング8位という方をはじめ、日本を代表する連珠家の皆さまが、来場者の方々に連珠の手ほどきをされておりました。
 さて、ご挨拶もそこそこに、勧められるままに、中学生の有段者(!)のお二人とお手合わせいただくアラフォーふたり。

いざ対局となると、ものすごく緊張します。
…パチリ。
アラフォー1号(えっと、俺もう負けてる?)
…パチリ。
アラフォー1号(うーん。ここはどうかな?)
中学生「そこに打つと負けますよ」
アラフォー1号「じゃ、こっち!」
…パチリ。
………。………。
 しっかり負けて、丁寧かつ温かいご指南をいただきました。

 いやしかし、実際にやってみると、「連珠」の一手一手とは、こんなに手に汗握るものなのですね! 対戦って、面白い〜! そして次は勝ちたい!! と、ニコニコしながら会場をあとにしたのでした。(教えてくださったお二人、ありがとうございました。)

2014年11月17日月曜日

南三陸味わいナイトin東京

2014年11月15日、全日本さば連合会・会長で、サバニストである小林崇亮さんのご紹介で、東京・神田で開催された「南三陸味わいナイトin東京」に参加してきました。


 「南三陸味わい開発室」主催、南三陸町共催のイベントで、南三陸町復興情報発信ブログ「南三陸なう」によりますと、「これからはより深く町を知ってもらい、また楽しんでもらうことで未来に繋がる交流を生み出していこう!」ということで、始まった活動のひとつなのだそうです。

 その言葉どおり、おいしい味覚を楽しみながら、町の魅力がビシバシと伝わってくるイベントでした。今回は第2回目の開催で、テーマは宮城県内1位の水揚げを誇るという「シロサケ」。この内容がもう本当に素晴らしい。

サケのさばき方実演
「シロサケ」というのは、普段「サケ」と呼ばれる、お馴染みのあのサケのことだそうです。そして、サケって、白身魚だってご存じでしょうか? 私は知りませんでした。

 お話によると、サケは川にいる時は白身なのだそうです。そして、海を3〜4年回遊していく間に、エサとなった生物から「アスタキサンチン」という赤い色素が取り込まれ、サケの身をオレンジ色に染めるのだとか。
 そして、いよいよ産卵となった時には、浅瀬に上る我が身と大切な卵を紫外線から守るために、アスタキサンチンは身から体表や卵に移り赤くなり、そして身は白くなっていくのだそうです。

 川でヤナ漁によって獲られたシロサケと、沖で刺し網漁や定置網漁で獲られたシロサケ、それから養殖のギンザケの利き酒ならぬ利きサケもありました。身の色、そして味わいの違いに、こんなに身近な魚であるサケひとつとっても、まだまだ知らないことがあるんだなぁと納得。

お料理はオードブル、お刺身、串カツならぬ串カキなど、南三陸町の味わいが盛りだく
こちらは地元のムール貝の食べ方実演
さん。なかでも宮城県の郷土料理「はらこ飯」は、これがもう、サケのおいしいところをまるごと楽しめる絶品料理。
 サケの出汁で炊いたご飯に、サケのほぐし身とイクラをのせたご飯で、いくらのプチプチ感、脂の乗った鮭、出汁の利いたご飯がいっぺんに楽しめる贅沢な味わい。添えられたのは、こちらも魚のうま味が凝縮した「魚屋のごっつぉう雑煮」で、なんと南三陸町では穴子の干物を使って雑煮の出汁を取るのだそう。


「地元では、なぜか穴子をハモって言うんですよ」
「イクラにもランクがいろいろあって、本当に良いイクラは口に皮が残らないんです」
という魚の話も面白い。

いやはや、最近はあちこちに情報があり、いろいろなことがなんとなーく分かったような気になってしまいがちですが、やってみないと、食べてみないと、分からないことって、本当にいっぱいある!

「南三陸はおいしい」ということを実感した夜でした。ごちそうさまでした…!(K)








2014年10月25日土曜日

のだやさん企画の竹鶴三昧ナイト☆

竹鶴、ずら〜り。
東京・千駄木のリカーズのだやさん主催「竹鶴専務を囲む会」@谷中鳥よしに参加してきました。

 竹鶴酒造は広島県竹原市の酒蔵です。竹原市はその昔、製塩業でとても栄えた町だそうで、今も当時の家並みが残り、「安芸の小京都」と呼ばれるとても素敵な町です。竹原酒造には、以前取材で伺ったことがあり、社長様と石川杜氏の話に感動し、それ以来、見かけるたびに飲んでおりました。
 その竹鶴のお話を聞きながら、8種類が飲み比べできると聞いて、ワクワクしながら伺いました。お料理はアンコウ鍋です(^ ^)

合鴨農法米(H25 )
一番最初は、
「合鴨農法米(H25)」。じわーっと沁みるやさしい美味しさ。
次は「雄町純米(H23)」。肉に合うお酒と聞きました。キリッとした味わい。竹鶴専務にお酒のお話を伺いながら、味わう贅沢…!
そして、
造りは共通、田んぼ違いの「宿根雄町(H25)」、「大和雄町(H25)」。うーん。こんなに違うんだ!
さらにのだやさんから、年号違いの「大和雄町(H16)」! 年を取るっていうのも悪くないよね!
さらには、濁り酒の「純米雄町 にごり原酒」、生酛造りで吟醸酒の「生酛 純米吟醸」などなど、などなど……。

雄町純米(H23)
色合いも味わいも酒それぞれ
なんとこれらが全部、燗酒で出てきました…!
おぉ、体があったまる〜〜。

また、どのお酒も本当にお料理が美味しくなるのですよね。
あつあつジューシーなさつまあげ、心に残るカニサラダ、堪らないあんきも、刺身に煮物焼き物、しみじみおいしいアンコウ鍋。これらを肴に、竹鶴の燗酒。
あぁ、素晴らしい夜でした。

のだやさん、本当にありがとうございました。

あっ、このままだと、ホントにただの自慢話みたいなので、ご案内を…! のだやさんでは、こんな魅力的なお酒の会をしばしば開催されています。
告知は店頭やツイッターなどでされているようです。

http://www.e-nodaya.com

日本ワイン、日本酒がお好きなら、のだやさんは必訪ですよ〜!

以上、日本酒とワインは、二日酔いの感じがなんとなく違うなと感じている虹有社でした。(K)

2014年10月14日火曜日

ワイン法特別セミナー&懇親会が開催されました

10月13日、東京・渋谷のアカデミー・デュ・ヴァン青山校において、『はじめてのワイン法』著者である蛯原健介先生のセミナー『ワイン市場と法律の役割を考える〜なぜ造り手はワイン法を必要としたのか〜』が開催されました。
 企画およびコーディネイトは、『日本ワインガイド』などの著者である鹿取みゆきさんです。

 今日はその、とてもとても濃い時間だった、セミナーと懇親会の様子をリポートします…!

 セミナーではワイン法とは何か? という基本的なところから、EUワイン法制定の背景、そして現在のワイン市場の状況まで、幅広く充実の講義でした。『はじめてのワイン法』をすでに読んだ人にも、読んでいない人にも、きっと新しい発見のある時間だったと思います。
 セミナー後の質疑応答では、
「日本のワイン法はどうなっていますか?」
「日本がOIV(国際ブドウ・ワイン機構)に加盟しないのは、なぜでしょうか?」
などなど、さまざまな質問が飛び交いました。

 またセミナーのテイスティングでは、勝沼ボトル入りの甲州、長野県原産地呼称ワインのメルロー、地元産のブドウのみを使ったワイン、北海道の原料を別の県で醸造したワインなど、講義内容にちなんだラインナップも興味深いものでした。


 そして懇親会は、なんと造り手の方にもご参加いただき、造り手の立場からワイン法についてのご意見を聞いたり、それに対する先生の見解、ご参加された皆さんのご意見、現場をよく知るジャーナリストとしての鹿取さんの見解などがあり、それぞれが「ワイン法」について、堅苦しくなく、意見交換する時間となりました。


 懇親会の会場は、本書の出版報告会でもお世話になった「青山バル」さん。素晴らしいお料理とワインを本当にありがとうございました!

それでは、当日のお料理とワインをご紹介致します…!



前菜
・秋鮭のミドュイ サワークリームのタルト
・秋刀魚、ナス、パプリカのミルフィーユ〜山椒の香り〜
・根菜のフリッタータ モザイコ仕立て

揚物
・無花果、キノコ、栗のフリット 
 利休あんと共に

焼き物
・恋し浜の帆立とムール貝のグラタン 
  味噌とイカスミのソースで

主菜

・山形県産A5黒毛和牛 イチボのロースト 
  青森県工藤農園 リンゴ(トキ)のソース

口直し
・日本のチーズ各種




ワイン

・シャトーT.Sスパークリングワイン爽輝(中伊豆ワイナリーシャトーT.S)

・シードル(はすみふぁーむ)

・キザンワイン(機山洋酒工業)

・プレステージデラウエア(ルミエールワイナリー)

・菊鹿シャルドネ(熊本ワイン)

・マスカットベリーA樽熟成(シャトー酒折)


・高橋葡萄園ツヴァイゲルトレーベ(高橋葡萄園)

2014年9月8日月曜日

『はじめてのワイン法』出版記念パーティを開催しました



青山バルさんで開催しました
こんにちは。
ちょっと二日酔いの虹有社です。

昨日、2014年9月7日、蛯原健介先生著『はじめてのワイン法』出版記念パーティを東京・青山の「青山バル」さんにて開催致しました。

当日は小雨のぱらつく中でしたが、会場内はワイン片手に明るく和やかな雰囲気でスタート。


左から山本博先生と蛯原先生




はじめに蛯原先生のご挨拶があり、
その後、日本輸入ワイン協会会長、日本ワインを愛する会会長であり弁護士の山本博先生からご祝辞を頂きました。












戸塚昭先生
続いて、一般社団法人 葡萄酒技術研究会の代表理事であり会長の戸塚昭先生からご祝辞と乾杯の音頭を頂きました。

その後、日本ワインを愛する会の事務局長で塩尻ワイン大学学長の遠藤誠先生、ベイシス・ワインスカラ主宰のワインジャーナリスト石井もと子さん、一般社団法人 葡萄酒技術研究会の専務理事の村上安生さん、前衆議院議員の勝又恒一郎さんから、ご祝辞を頂きました。
馬刺しの春巻き!






ワインは、蛯原先生の故郷である熊本にちなみ、九州や関西のワイナリーのものが並びました。
例えば…
都農ワインのマスカットベリーAエステート
広島三次ワイナリーのメルロー樽熟成
などなど、
お料理も辛子レンコン風のレンコンの詰め物や、馬刺しの春巻きなど、熊本にちなんだフィンガーフードがずらり。
おいしいワインと料理がパーティを盛り上げてくれました!青山バルの皆様ありがとうございました。


1次会、2次会ともにおおいに盛り上がり、盛会のうちに幕を閉じました。
ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。


蛯原先生の初の単著となる『はじめてのワイン法』は、
自民党がワイン法制定に向けた準備を進めているという驚きのニュース(毎日新聞/2014年8月8日)から、まもなくの発行となりました。
先生は本書の中で、「どのようなワイン法が日本にふさわしいのかを考えるための材料を提供することができれば」とお書きになっています。
日本のワイン法はどのようなものがよいのか? そもそもワイン法とは何か? なぜ必要なのか?まずはこの1冊から、ぜひ、お手に取ってご覧ください!(K)

2014年7月14日月曜日

ただいま、新刊書籍『はじめてのワイン法』を制作中です

ただいま、新刊書籍『はじめてのワイン法』の編集作業の真っ最中です。

ワインと法律。

そう書くと、何だかとても難しそうですが、ラベルの見方であったり、産地であったり、品種であったり、そういったさまざまなことを定めているのが、ワインの法律です。だから、その内容は、実はワイン好きの方にはお馴染みの事柄だったりします。

 著者はワイン法の研究者として名高い、明治学院大学法学部教授の蛯原健介先生。
先生の原稿を拝読すると、ひとつの法律が決まるまでにはさまざまな経緯があって、人の暮らしがあって、各時代の多くの人にとっての最善を求めて、改善を繰り返した結果、今の形になっているのだと感じられます。法律や規則には、実はとってもいきいきとした物語があるのですね。

 ワインは、より深く知ろうとすればするほど、ややこしい。
 法律も難しい。
 でも、その面白さを分かりやすく教えてくださいます。
 すでにワインのさまざまなルールが頭に入っている方も、ワインを学び始めたばかりの方も、それらの大元となる法律の成り立ちや内容を知ることで、そうだったのか! という発見が、きっとあるはずです。

日本で初めてのワイン法の入門書です。ほかにはありません。
ぜひぜひ、お楽しみに! (K)

2014年6月22日日曜日

『においと味わいの不思議』発刊記念特別公開講座が開催されました

 2014年6月21日、池袋コミュニティ・カレッジにて、弊社刊『においと味わいの不思議 知ればもっとワインがおいしくなる』のトークイベントが開催されました。

 本書のナビゲーターである鹿取みゆきさんが主催。著者である東京大学の東原和成先生、醸造家の佐々木佳津子さん、鹿取みゆきさんが、においと味わいの不思議について語り合うという豪華なイベントになりました。

 たくさんの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。


『においと味わいの不思議』は、もともとワインスクールで開かれた全4回の特別講座を本にまとめたものです。今回のイベントは、ひとつの講座が開かれ、書籍になり、その本のトークイベントが開かれる、という構造だったのですが、本を読まれて参加された方からも、「非常によく理解できて楽しかった」と、ご感想をいただきました。

 本になるときには、その内容が、取材したものであっても、何かの講座でも、または著者への聞き書きでも、著者の頭の中に蓄積されたものであっても、それを目的に応じた順序にするために、または内容が多くの方によりよく伝わるように、著者と編集によって、削除と加筆が繰り返されます。それによって文章が練られ、原稿がまとまっていきます。その後、デザイナーさんの手によって、紙面にレイアウトされるわけですが、デザイナーさんも我々編集も、著者の伝えたい内容が、いかに真っ直ぐ読者に伝わるかを考えて、あれこれと思案するわけです…。

 もちろん今回、講座と本とトークイベントと、まったく同じ内容ではありませんが、ある「知識」や「考え」が、ライブの講座から本という物になって、またライブになっている姿を見て、自分のやっている仕事は、人の思想を本という形にすることなんだなぁと、しみじみ感じた次第です。そしてなにより、著者先生のパワーに圧倒される一日となりました。


『においと味わいの不思議 知ればもっとワインがおいしくなる』
なぜ、人はおいしいと思うのか?
臭いにおいは本当に臭いのか?
ワインや食べ物の香りはどこから生まれてくるのか?

その答えが、きっと見つかります。
ぜひ一度手に取ってご覧ください。ただいま2刷りを好評発売中です…!(K)