この本は、学生たちが感じたことを素直な言葉で綴った活動報告書です。
「被災地のためになにかしたい」という思い(節電も募金もした)を持ちつつも、いつの間にか東京で、日常の暮らしを取り戻していく学生たち。さらに、ボランティアしたいけど、自分にできることはあるのか、役に立てるのか、という思い(不安)もありました。
そんなとき、経営学部の学生が中心になり、ボラバスツアーが企画されました。募集を始めると、予想以上の学生が集まり、総勢約90名で、2泊3日のボランティアに行きました。
3つの地区に分かれた学生たちは、瓦礫の撤去、写真のクリーニングなど、さまざまなボランティア活動を通し、現地の人々とふれあいます。
「被災者に会ったら、なんて声を掛けたらいいのか」という不安を抱えていた学生も多くいました。なかには、自分はアフロヘアだから、被災した方に不快な思いをさせたらどうしようと悩む学生もいました。
ですが、ボランティア活動を通して被災者と言葉を交わした学生たちは、ぐっと前向きな気持ちになります。「若い私たちだからできることがある」、「またボランティアに行こう」と、レポートに書いています。
各学生のレポートは、行く前、活動内容、行ったあとの感想が3つの見出しでまとめられています。
学生たちの「生の声」を読んでみてください。
よろしくお願いします。
なお、同じ内容の電子書籍版を10月中旬頃、リリースします。
虹有社は、この本の制作、出版をボランティア活動と考えており、必要経費を除いた売り上げの全額を災害復興支援のために寄付します。
(S)
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