ひさしぶりの新刊『ゼロから始めるワイナリー起業』を5月中旬に発売しました。
著者は、蓮見よしあきさん。
長野県東御市でワイン特区の制度を利用して、個人でワイナリーを立ち上げました。
ワイナリーの名前は「はすみふぁーむ」です。
本書では、「なぜ東御市にワイナリーを造ろうと思ったのか?」という場所選びのポイントから、移住後の超貧乏生活、ぶどう栽培、醸造、経営&PR、そしてワイナリーの未来にまでふれています。
編集時にfacebookで知りたいことを募集したとき、圧倒的に多かった回答が「資金」の話。
「いったいいくらかかるの?」
「ワインが売れるようになるまでの生活はどうするの?」
本書では、ワイナリー立ち上げにかかった具体的な金額も載っています。
「ワインは好きだけど、起業なんか考えられない」という人でも、ワイナリー立ち上げまでのひとつの読み物としても楽しめるように構成されています。
ちなみに、蓮見さんが今の場所にワイナリーを建てようと思った理由のひとつが「眺望」だったそうです。
ワイナリーからの眺め、ほんとうに気持ちいいですよ!
ぜひワイナリーにも、遊びに行ってください〜。
(S)
ゴールデンウィークです。
天気も良くて、絶好のお出かけ日和ですね。
|
サッカーボールをくわえて、芝生を走るコウキチ |
編集Sは、特に、どこにも出かける予定がないので、ブログを更新します。
毎月書くつもりだった、「今月読んだ本」ですが、先月は、あまりに忙しくて、書くのをすっかり忘れていました。
なので、今日は、3〜4月にかけて読んだ本のなかで、印象に残ったものを書きます。
『書店ガール』『書店ガール2』(碧野圭・PHP文芸文庫)。存在は知っていたものの、業界内輪向けの本かと思っていて、なんとなく敬遠していたシリーズ。よく行く書店さんで、大きく展開されていたので、買いました。
吉祥寺の書店を舞台にした物語。エンタメお仕事小説で、ぐぐっと感情移入しました。
その流れ(?)で、積ん読中だった『平台がお待ちかね』(大崎梢・創元推理文庫)を読み始めましたが、まだ途中です…。
あとは、有川浩さんのシリーズ。
某大学教授と飲んでいるとき、有川さんの自衛隊関連の小説を全否定されたので、その理由が知りたくて、読みました。
『塩の街』『空の中』『ラブコメ今昔』(有川浩・角川文庫)。
活字離れが進む、若者が読むには、おもしろいのでは? と思いました。
一番おもしろかったのは、『北里大学獣医学部 犬部!』(片野ゆか・ポプラ文庫)。
行き場を失った犬や猫を救うために活動する大学のサークルのノンフィクション。
ノンフィクションといっても、「堅め」ではないので、気楽に読めます。
捨て犬、捨て猫、殺処分問題に関心のある人に、おすすめです。
虹有社でも、犬の本を作りたいなぁと思いました。
(S)