2014年6月22日日曜日

『においと味わいの不思議』発刊記念特別公開講座が開催されました

 2014年6月21日、池袋コミュニティ・カレッジにて、弊社刊『においと味わいの不思議 知ればもっとワインがおいしくなる』のトークイベントが開催されました。

 本書のナビゲーターである鹿取みゆきさんが主催。著者である東京大学の東原和成先生、醸造家の佐々木佳津子さん、鹿取みゆきさんが、においと味わいの不思議について語り合うという豪華なイベントになりました。

 たくさんの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。


『においと味わいの不思議』は、もともとワインスクールで開かれた全4回の特別講座を本にまとめたものです。今回のイベントは、ひとつの講座が開かれ、書籍になり、その本のトークイベントが開かれる、という構造だったのですが、本を読まれて参加された方からも、「非常によく理解できて楽しかった」と、ご感想をいただきました。

 本になるときには、その内容が、取材したものであっても、何かの講座でも、または著者への聞き書きでも、著者の頭の中に蓄積されたものであっても、それを目的に応じた順序にするために、または内容が多くの方によりよく伝わるように、著者と編集によって、削除と加筆が繰り返されます。それによって文章が練られ、原稿がまとまっていきます。その後、デザイナーさんの手によって、紙面にレイアウトされるわけですが、デザイナーさんも我々編集も、著者の伝えたい内容が、いかに真っ直ぐ読者に伝わるかを考えて、あれこれと思案するわけです…。

 もちろん今回、講座と本とトークイベントと、まったく同じ内容ではありませんが、ある「知識」や「考え」が、ライブの講座から本という物になって、またライブになっている姿を見て、自分のやっている仕事は、人の思想を本という形にすることなんだなぁと、しみじみ感じた次第です。そしてなにより、著者先生のパワーに圧倒される一日となりました。


『においと味わいの不思議 知ればもっとワインがおいしくなる』
なぜ、人はおいしいと思うのか?
臭いにおいは本当に臭いのか?
ワインや食べ物の香りはどこから生まれてくるのか?

その答えが、きっと見つかります。
ぜひ一度手に取ってご覧ください。ただいま2刷りを好評発売中です…!(K)