2014年11月15日、全日本さば連合会・会長で、サバニストである小林崇亮さんのご紹介で、東京・神田で開催された「南三陸味わいナイトin東京」に参加してきました。
「南三陸味わい開発室」主催、南三陸町共催のイベントで、南三陸町復興情報発信ブログ「南三陸なう」によりますと、「これからはより深く町を知ってもらい、また楽しんでもらうことで未来に繋がる交流を生み出していこう!」ということで、始まった活動のひとつなのだそうです。
その言葉どおり、おいしい味覚を楽しみながら、町の魅力がビシバシと伝わってくるイベントでした。今回は第2回目の開催で、テーマは宮城県内1位の水揚げを誇るという「シロサケ」。この内容がもう本当に素晴らしい。
「シロサケ」というのは、普段「サケ」と呼ばれる、お馴染みのあのサケのことだそうです。そして、サケって、白身魚だってご存じでしょうか? 私は知りませんでした。
お話によると、サケは川にいる時は白身なのだそうです。そして、海を3〜4年回遊していく間に、エサとなった生物から「アスタキサンチン」という赤い色素が取り込まれ、サケの身をオレンジ色に染めるのだとか。
そして、いよいよ産卵となった時には、浅瀬に上る我が身と大切な卵を紫外線から守るために、アスタキサンチンは身から体表や卵に移り赤くなり、そして身は白くなっていくのだそうです。
川でヤナ漁によって獲られたシロサケと、沖で刺し網漁や定置網漁で獲られたシロサケ、それから養殖のギンザケの利き酒ならぬ利きサケもありました。身の色、そして味わいの違いに、こんなに身近な魚であるサケひとつとっても、まだまだ知らないことがあるんだなぁと納得。
サケのさばき方実演 |
お話によると、サケは川にいる時は白身なのだそうです。そして、海を3〜4年回遊していく間に、エサとなった生物から「アスタキサンチン」という赤い色素が取り込まれ、サケの身をオレンジ色に染めるのだとか。
そして、いよいよ産卵となった時には、浅瀬に上る我が身と大切な卵を紫外線から守るために、アスタキサンチンは身から体表や卵に移り赤くなり、そして身は白くなっていくのだそうです。
川でヤナ漁によって獲られたシロサケと、沖で刺し網漁や定置網漁で獲られたシロサケ、それから養殖のギンザケの利き酒ならぬ利きサケもありました。身の色、そして味わいの違いに、こんなに身近な魚であるサケひとつとっても、まだまだ知らないことがあるんだなぁと納得。
こちらは地元のムール貝の食べ方実演 |
サケの出汁で炊いたご飯に、サケのほぐし身とイクラをのせたご飯で、いくらのプチプチ感、脂の乗った鮭、出汁の利いたご飯がいっぺんに楽しめる贅沢な味わい。添えられたのは、こちらも魚のうま味が凝縮した「魚屋のごっつぉう雑煮」で、なんと南三陸町では穴子の干物を使って雑煮の出汁を取るのだそう。
「イクラにもランクがいろいろあって、本当に良いイクラは口に皮が残らないんです」
という魚の話も面白い。
いやはや、最近はあちこちに情報があり、いろいろなことがなんとなーく分かったような気になってしまいがちですが、やってみないと、食べてみないと、分からないことって、本当にいっぱいある!
「南三陸はおいしい」ということを実感した夜でした。ごちそうさまでした…!(K)
「南三陸はおいしい」ということを実感した夜でした。ごちそうさまでした…!(K)