研究発表をする小林さん。 現在、連珠の入門書をご執筆いただいております。 来年春に発行予定です。 |
「連珠」とは、「『五目並べ』を競技ルール化したもの」(日本連珠社ウェブサイトより)で、ミスをしなければ先手が必ず勝つ「五目並べ」とは違って、先手と後手が公平であるようにルール化されています。そのルールが、どのように考えられてきたかという変遷と、その内容についての研究発表でした。
連珠は、明治中頃にゲームとして認知されたもので、昭和の初期には、囲碁・将棋よりも新聞での掲載が多かったのだそうです。
研究発表後の質疑応答であった
「囲碁や将棋と比べて、連珠のおもしろさのポイントというのは何ですか?」
という質問に対して、その魅力は「スピードとスリル」だと小林さん。
「囲碁はよく『戦争』だといわれ、一部が負けていても、全体で勝敗が決まる。そして将棋は『ケンカ』であると言われます。それに対して、連珠は『真剣勝負』だと言われ、一手ミスをすると、たちどころに勝負が決まる。一手一手の鋭さが違うと思います」
囲碁と同じような道具を使っても、まったく別のゲームである連珠。勝負が決まるのが早いというのも特徴だと仰います。世界的に人気があることから、いろいろなアプリやPCゲームが出ています。自分は結構、挑戦しているのですが、一向に勝てません。でも小林さん曰く、アプリやPCは強くて6級くらい、なのだそうです。そうなんだ…。…。(K)